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SDGsに取り組むタイの最先端エコリゾートとは?自然にも人にも優しい〈ザ・トンサイベイ〉に感動【タイ サムイ島】

旅を計画するとき、ホテル選びのポイントは何ですか? 
ロケーションや宿泊費、設備の充実度など様々ありますが、最近の傾向としてエコやSDGs(持続可能な開発目標)を推進する「エコリゾート」をチョイスするリゾーターが増えています。

私も昨年、取材でタイのエコリゾートに宿泊し、とても感銘を受けました。

廃棄物の再利用、ビーチクリーンナップ、節電や節水など、多岐にわたるエコ活動を率先して行い、だからといって宿泊者が我慢を強いられることはなく、むしろ自然に優しい空間に身を置くことで満たされた気持ちになれるのです。

今回はエコリゾートの魅力についてご紹介したいと思います!


SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは𓇼「Sustainable Development Goals=サステナブル(持続可能な)・デベロップメント(開発)・ゴールズ(目標)」の略。2015年の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016〜2030年のうちに達成するためにかかげた17の目標。その1つが「海の豊かさを守ろう」。


タイのホテルの格付けは「青葉」!

タイでは1998年に設立された「グリーンリーフ財団」のもと、ホテルの環境管理を評価するシステムがあります。
環境に対する高い意識と、それに伴う活動が1〜5段階で評価され、優秀なホテルには「グリーンリーフ証明書」が授与されます。ホテルの格付けに「星」以外に「青葉」を用いるなんて素敵! さすがエコ先進国です。

宿泊者にとってのエコリゾートに滞在する魅力は、その取り組みを目の当たりにし体験できることです。

海と山に包まれた
〈ザ・トンサイベイ〉

今回紹介するエコリゾートは、タイを代表するビーチリゾート・サムイ島にある〈ザ・トンサイベイ〉。

サムイ国際空港から車で約 15 分、海を望む絶景ロケーションに東京ドーム2個分の敷地を有し、優雅なインフィニティプール、タイ王室御用達のシェフによるレストランなど、贅を尽くした施設とホスピタリティで世界中のツーリストの心を掴んできた5つ星ホテルです。

出典:The Tongsai Bay

↑小高い丘に沿って並ぶ客室は、豊かな森に囲まれ隠れ家のよう


最先端エコリゾートのストローは
プラスチックでも紙でもない?!

トンサイベイの日本人人気はサムイ島でNo.1です。数あるハイクラスリゾートを抑えて選ばれる理由は・・・自然との共存を目指したエコフレンドリーな取り組み。

まず驚いたのが到着後。海辺のレストラン「PO-LAD BEACH BISTRO& BAR」でフレッシュジュースをオーダーすると・・・

ストローがレモングラスの茎!

こんなストロー初めて見ました。近年、世界的にプラスチックゴミが大きな問題になり、ストローの紙化はグローバルスタンダードとなっています。日本では2020年に一部のカフェで紙ストローが採用されるにとどまっていますが、トンサイベイは上の上をいってました! 地球に優しいランチタイムはリッチな気分にさせてくれます。

↑美しい海を眺めながら素材にこだわったシーフードやバーガー、パスタ、タイ料理など、多彩なメニューが頂けます。目にも舌にも大満足なランチタイム。

さらに野菜は自社のオーガニック農園で育てられていると聞き、さっそく農園ツアーに参加しました。


参加型が楽しい!
農園ツアー&料理教室を開催

サムイ島ではココナッツの木よりも高い建物の建設を禁止するなど、昔から環境保全に力を入れていましたが、急激なリゾート開発によりごみ問題が深刻化。その状況を打破するために〈ザ・トンサイベイ〉のオーナーが環境的・社会的に持続可能なプロジェクトを始めました。

その代表的な取り組みが「トンサイ有機農園」の運営。オーガニックの野菜・果物を栽培してレストランで提供しています。

農園ではバジル、唐辛子、レモングラス、パパイヤ、ナス、バナナなど、タイ料理の王道食材をはじめたくさんの野菜や果物が栽培されています。

当日は日本人スタッフのヒロさんが案内してくれました。

「ミントは朝食のスムージーに、クレソンはサラダに、ショウガはタイ料理「トムカーガイ」に使われます」と、レストランでの食事がますます楽しみになる解説です。

ここでは花も育てられ、ローズはスパでのフラワーバスに使用されるそう。

さらにこの農園のスゴいところは、ホテルから出た廃棄物再生への取り組み。

農園には生ごみを堆肥に変えるコンポストもあります。レストランで出た残飯は有機堆肥にしたり、柑橘類の皮を発酵させトイレの洗剤にしたり、魚の骨から植物の肥料を作ったり・・・。ホテル内で出たゴミは徹底的に分別され、有機廃棄物としてリサイクル利用されてます。

・・・と、日本語で細やかに解説してくれるヒロさんの存在もこのホテルの大きな魅力です。異国の地で社会科見学、とても楽しく有意義な時間でした。

出典:The Tongsai Bay

「トンサイ有機農園ツアー」は無料で参加でき、さらに収穫した野菜で本格的なタイ料理を5品教えてくれる2時間のクッキング教室もあります! 次回は是非参加したいです!

さらなる技術で
数々の環境アワードを受賞

話は前後しますが、チェックインの際に「エアコンをつけたままシャワーを使ってください」と伝えられました。

え? それは電気の無駄遣いなのでは? と思いましたが、エアコンのコンプレッサーと温水タンクが連携していて、エアコンを使用することでコイルが温められ、タンクに温水が貯められるとのこと。「省エネ」と「快適さ」を同時に叶えた、人にも自然にも優しいシステムに脱帽です。

さらに、節水・汚水の再利用、大気汚染や騒音の削減など、水や空気に至るまで管理がされています。その技術やポリシーはタイ政府をはじめ世界各国から高く評価され、数々のアワードを受賞しています。前述のグリーンリーフ証明書も2009年に獲得しました。


のんびり巣ごもり滞在がサムイ流

出典:The Tongsai Bay

↑写真はプライベートプール付きの「トンサイ・プール・ヴィラ」。海を眺めたり、読書にふけったり、シャンパン片手にのんびり過ごすのもいいです

トンサイベイに滞在する人の3割はリピーターで、主な客層はイギリス人。中には30回もリピートする人や、毎年半年間宿泊する人、休みが取りにくい日本人でも2週間滞在するケースもあるそう。

では皆さん、どのように過ごしているのでしょうか・・・

ホテルでのんびり過ごしています!

サムイ島を訪れるツーリストはホテル巣ごもり派が多数。
その間、街を散策したり、ダイビングやアイランドホッピングなどのアクティビティに参加しています。「時間が惜しい!」なんて忙しく動き回らず、落ち着いた大人のリゾートライフを過ごすのがサムイ流。

だからこそホテルのロケーションや設備の充実度は大事。トンサイベイには至る所にくつろぎスポットがあります。全室スイートで、テラスにはアウトドアバスタブが設置されているなど、部屋の中だけでもじゅうぶん南国気分が味わえます。

↑テラスのバスタブにつかりながらのんびり星空を見上げると・・・きれいなお月様が! 裸のままシャッターを切りました(笑)。広くて開放的なテラスはプライバシーもしっかり保たれているのでのびのび裸で過ごせます!

そしてお待ちかねのディナータイムは・・・

↑タイ王室御用達のシェフによる本格タイ料理が頂ける「CHEF CHOM’S THAI RESTAURANT」にて。開放的なテラス席もたくさん設けられています。

本格的なタイ料理はもちろん、肉や魚のグリルなど、メニュー豊富ですべてが最高においしいです!!

ちなみに、朝は焼き立てのパンや、自社農園で育てられた新鮮なフルーツジュースも頂けます。


このようにプライベート空間をたっぷりとった、巣ごもりが楽しめるサムイ島のリゾートは、コロナ明けの旅先としても大変注目されています。

野鳥を愛でる早朝のバルコニー

滞在中、個人的に素敵だなぁと思ったのが野生動物との向き合い方。

トンサイベイでは専門家を招いて野鳥を調査し、約70種類の野鳥図鑑を制作しています。「最近、青い鳥がみつかったんです」と日本人スタッフ・ヒロさん。野鳥図鑑はさらに更新されそうですね。

私も野鳥を見つけたい!と思っていたところ、早朝のバルコニーにかわいらしい鳥が遊びにきてくれました。それが上の写真。キュート!

前述の野鳥図鑑によると「シキチョウ」だと判明。こういう野生動物との偶然の出会いはたまらなく楽しいです。

トンサイベイには蚊とゴキブリ以外の動物は殺さないというルールがあります。ネズミも捕まえた場合もリゾートの遠くで放つのだそう。至る所で自然を大切にするポリシーが感じられます。


コロナで野生生物が戻ってきた!


じつはこのタイ取材を行ったのは2020年2月。ちょうど日本でもコロナ感染拡大が始まった時期で、私にとってはこれが2020年最後の海外取材となりました。

世界的に観光客の往来ができなくなり、ホテルにとっても大変な試練の時。そんな中、現地から環境の変化について貴重な報告を受けました。

トンサイベイはこれまでも鳥や小動物たちのサンクチュアリとして知られていましたが、コロナでクローズの間、もっと身近に彼らの存在が感じられる状況になったのだと。

コロナ禍で現地から届いた写真がこちら。コアオバトのわきにはヒナの姿
コアオバトは通常、高い木の上で見かけます

例えば、トンサイベイのキャラクターでもあるコアオバトがレストランや客室のテラスから手の届きそうな場所に巣を作ってヒナを育てていたり、オオトカゲがビーチを我がもの顔で歩いていたり・・・上の写真も添付されてきました!

なんだか気持ちがほっこり和みました。と同時にサステナブル・ツーリズムの難しさも感じたり・・・。

↑朝焼けも格別!これを見るために早起きするゲストも多いんです(出典:The Tongsai Bay


人の移動が制限されたコロナ禍だからこそ、気づいたことはたくさんあります。

世界各地のビーチリゾートから「海や空気がきれいになった」「魚が戻ってきた」という話をよく聞きます。

いっぽう私たち人間にとっても、自然や生き物と触れ合うことが心身の健康にどれだけ必要なことかを思い知らされました。

「限りある資源を大切にする」という普遍的な価値を認識し、継続していくことが「SDGs」。

それを目指して様々な取り組みをしてきたトンサイベイは、これから益々世界中から注目されるでしょう。いろいろな意味で美しいリゾートです。往来が可能になった暁にはぜひ訪れてみてください!私もまた行きたい!!


アクセス𓇼日本からバンコク経由でサムイ島へ。フライト時間は日本〜バンコク間が6〜7時間、バンコク〜サムイ島間は約1時間。

The Tongsai Bay 公式HPはこちら→ https://www.tongsaibay.co.th/

現地情報満載!日本人スタッフによるブログはこちら→「とんさいべい日記」

タイの最新情報は「タイ国政府観光庁」HPをチェック!→https://www.thailandtravel.or.jp
取材協力=タイ国政府観光庁

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