潜水士になる!申請から合格まで最新完全マニュアル

コロナで自粛生活が続く中、資格を取得する人が多いと聞きます。私もここ1年で複数の資格を取得しました。そのうちの1つが・・

国家資格「潜水士」

レジャーでダイビングをする場合は「PADI」や「NAUI」などダイビング指導団体が発行している認定カード(Cカード)が必要ですが、日本で仕事として潜る場合、それに加えて潜水士が必要なことがあります。

具体的に必要な人とは・・・

  • ダイビングのインストラクター
  • 水中掘削やサルベージなど水中で作業を行う人
  • 海洋生物の調査や採集を行う学生や研究者
  • 海上自衛隊、海上保安庁、警察・消防の水難救助隊

なぜ必要か・・・
労働者を労働災害などから守ることが目的です。事業主はこの免許のない人に潜水作業をさせてはいけないのです。

じつは私も本来ならば必要だったのかもしれません(作業はしないけど、仕事として潜っていたので)が、特に勤務先から促されたこともなく、時間的な余裕も全くなく・・・でも今後活動の幅を広げていく中で支障のないよう取得することにしました。

どのように申請するのか、参考書は? 勉強の仕方は? 試験会場で気をつけるべき点など、ご紹介したいと思います。ここはぜひ一発合格を目指しましょう!

潜水士の試験は筆記のみ!

潜水士試験は、実技はなく筆記のみ。ダイビングをやったことがなくても、泳げなくても、何歳からでも受験できます。ただし合格後に免許が交付されるのは18歳以上になります(就業可能な年齢)。

詳しくは「安全衛生技術試験協会」のHP にありますが、概要を説明しますと

𓇼試験日は年に4〜5回。試験会場によって異なります
𓇼試験科目は以下。科目ごとに40%以上、全体で60%以上の正解率が必要

科目問題数配点
潜水業務10問30点
送気、潜降及び浮上10問25点
高気圧障害10問25点
関係法令10問20点

𓇼受験時間は4時間通し(休憩なし)
※2021年4月までは午前2時間、午後2時間の設定でしたが、2021年6月からは4時間通しになりました。「そんな長時間!?」と驚くかもしれませんが、全部で2時間ほどで終わります。だから通しにしたのかも(?)

まずは受験申請書を入手しましょう


 まず最初に行うことは「免許試験受験申請書」の入手です。方法は・・・

  1. 協会本部、各センター(下記参照)または取扱機関一覧にある団体に直接取りに行く
  2. 本部もしくは受験希望のセンター(下記参照)に郵送依頼(これがおすすめ)

本部・各センター 一覧

  • 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 
    〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9階TEL 03-5275-1088
  • 北海道安全衛生技術センター
    〒061-1407 北海道恵庭市黄金北3-13 TEL 0123-34-1171
  • 東北安全衛生技術センター
    〒989-2427 宮城県岩沼市里の杜1-1-15 TEL 0223-23-3181
  • 関東安全衛生技術センター
    〒290-0011 千葉県市原市能満2089 TEL 0436-75-1141
  • 中部安全衛生技術センター
    〒477-0032 愛知県東海市加木屋町丑寅海戸51-5 TEL 0562-33-1161
  • 近畿安全衛生技術センター
    〒675-0007 兵庫県加古川市神野町西之山字迎野 TEL 079-438-8481
  • 中国四国安全衛生技術センター
    〒721-0955 広島県福山市新涯町2-29-36 TEL 084-954-4661
  • 九州安全衛生技術センター
    〒839-0809 福岡県久留米市東合川5-9-3 TEL 0942-43-3381

    ※配布時間は8:30-17:00(土・日、祝日、年始年末(12月29日~1月3日)設立記念日(5月1日)除く。


↑私の場合は本部に郵送依頼しました。必要なものは・・・

  • 郵送用封筒
  • 「潜水士免許試験受験申請書を◯部(必要部数明記)郵送願います」と記した紙を同封
  • 自分の住所・氏名を明記し切手を貼った(料金は下記参照)返信用封筒(角型2号封筒 縦34×横24cm)も同封。

送料(2021年6月1日現在)

部数1部2~3部4~6部
郵送料140円250円390円

ちなみに、私は2部(落ちた時のために・・弱気w)依頼しました。

受験申請書の提出&振り込み方法


申請後、間もなく「免許試験受験申請書とその作り方」が送られてきます↓


申請書は受験を希望するセンターの窓口に直接持参するか郵送します。
(「出張特別試験」で受験する場合は別途案内を読んでください)

冊子の中にわかりやすく申請書の作り方が書いてあります。

一般的に用意するものは・・・

  1. 受験申請書
    冊子の中にあります。
  2. 試験手数料 6800円
    冊子の中に振り込み用紙を利用して郵便局または銀行に払い込み、「振替払込受付証明書(お客様用)を申請書に貼る。
  3. 本人確認証明書(自動車運転免許証など)の写しを申請書の裏面に貼る
  4. 証明写真(30×24mm)貼り付け(証明写真は合格後の「免許申請書」でも必要になるので、もう1枚同じサイズのものを作っておきましょう)
  5. 送付用封筒(郵送の場合)

ここで注意!
申請書類には、受験希望日を2つ書く欄があります。
郵送の場合:第一希望日の2か月前〜14日前(消印有効)までに送付
持参の場合:第一希望日の2か月前から休業日を除く2日前までに持参
※ただし定員に達した場合は第二希望日になります。

手配は希望受験日から逆算し、余裕をもって進めましょう! と、かく言う私、ギリギリ15日前の消印で申し込みましたが第一希望が取れました。ホッ。

↑受験申請書。ほとんど消してあるので見づらいですが、左側に「振替払込受付証明書」、右側に証明写真を貼り付けています。裏面には自動車免許証の写しを貼り付けています。

↑送付用封筒。冊子内にある宛名用紙を切り取って、封筒(角形2号サイズ)に貼り付けます。私は神奈川県在住なので、千葉にある「関東安全衛生技術センター」に郵送。簡易書留です。

これを送ったら、10日以内に受験票が送られてきます。

参考書と勉強法とは?
YouTubeも活用して独学

肝心の勉強法についてです。
私の場合は超シンプルに1冊の参考書を購入し、それを繰り返し読みました。それがこちら↓


7日間マスター 潜水士試験 合格テキスト+模擬テスト (国家・資格シリーズ 400)


↑これを選んだ理由は・・・最新版の参考書の中でページ数がダントツ少なかったから笑。他の参考書は200〜300ページありますが、こちらは「最低限の労力で試験に合格できること」を最優先し約180ページにまとめられています。結果的に全然問題ありませんでした。実際、試験会場で受験者のほとんどがこの参考書を持参していました。

勉強法は・・・
1回ざっと読んで、2回目は理解を深め、3回目は暗記用マーカー&シートを使って暗記をし、4、5回目はそこを中心に解いていく・・・そんな感じでした。

↑最後の1週間は100均で暗記用グッズをゲットして隙間時間に暗記。

全体的な正解率は60%でOKとのことですが、ここは満点を狙うつもりで仕上げていきましょう。落ちるのイヤだし。

私は2週間前に勉強スタートしました。ダイビングの基本的な知識があるので、その分有利だったかもしれません。全く知識がない方には「?」な部分も多いと思います。だとしても隙間時間を利用して1ヶ月もあれば大丈夫と思います。


ちなみに、勉強する上で私がちょっと戸惑ったのが・・・

!!?

・↑このヘルメット送気式潜水器の知識。経験したことないし、参考書のイラストがめっちゃ簡易的だったので戸惑いましたが、出題の傾向が決まっているのでそれを暗記すれば大丈夫!

・それとCカード取得時にも勉強したボイルの法則、シャルルの法則。懐かしーなんて思いつつ、まったく公式が頭に残ってない・・・。参考書だけでは理解しきれない場合は「YouTube」を活用。数学系ユーチューバーがいるのでそちらでチェックしてください!便利な時代です。

・物理の計算がめちゃ苦手ですが・・・パターンが決まっているので、過去問を複数回やれば大丈夫(過去問も参考に掲載されています)。

分数や公式も久しぶりに勉強できていい頭の体操になりました。

いざ、試験会場へ!

受験に持参すべきものは、最初に取り寄せた「免許試験受験申請書とその作り方」の中に記載されています。

  • 受験票
  • HBまたはBの鉛筆またはシャープペン
  • 消しゴム
  • 電卓(関数式電卓はNG)

試験は10時からですが、15分前から試験の説明があるので、それまでに試験室に入る必要があります。関東在住の人は千葉の市原市能にあるセンターが試験会場です。学科試験がある日には、JR「五井駅」東口から直通バスが運行しています。片道370円、約20分。

私は余裕をもって30分〜1時間前に到着するよう家を出ました。だから5時半起き!

「平日だし、コロナだし、潜水士を取る人はあまりいないだろうなぁと」思ったらバス乗り場にはすでに多くの人が並んでいてビックリ。年齢層は・・・ぱっと見20代がほとんどでしたが、白髪の紳士も数人いらっしゃいました。

到着しました。会場には飲み物の自販機はあります。周辺には店はないので、それ以外に必要な物は「五井駅」のコンビニで購入しておきましょう。帰りのバスの時間も表示されているので、あらかじめチェックしておくといいです。


↑試験会場手前のスペースは換気も日差しもいい。ここでしばし復習。

この日この会場には200人以上の受験者がいました。2部屋用意され、1部屋に10列×11人分の机が並べられ・・・久しぶりにこんな大人数を見ました!

試験時間は2021年6月から通しで4時間に変更されましたが、だいたい2時間で終わると思います。

で、結果は・・・1問だけどうしても分からない問題(参考書にも載っていなかったかも?)があったけど、懸念していた計算問題も全部解けました! 少しうろ覚えのところがあり2、3問間違えたかもしれませんが、この時点で合格を確信。

↑帰る際には、センター内のカウンターにある「免許申請書」を必ずピックアップしてください。合格通知が来た後に提出が必要です。

帰りは試験会場前から「五井駅」までバスが出ています。

余談ですが・・・試験の帰りに友人と待ち合わせて「合格祝い」を済ませました笑。合格を前提に予定を組むのもオススメです。

合格発表は1週間後

合格発表はまず1週間後にWEBサイトにて行われます。
ドキドキ・・・

あったー! 確信はしていたものの合格って嬉しいものです。

↑合格通知もすぐに送られてきました。

↑合格しても免許申請書を提出しなければ免許は送られてきません。

受験会場でピックアップしておいた以下の書類を送付します。

  • 証明写真を貼った申請書
  • 合格通知原本
  • 免許証送付用(返信用)封筒(郵送料+簡易書留料金の切手も貼る)
  • 1500円の収入印紙(私はこれを同封し忘れ、後日連絡がきて再提出しました。お手数おかけしてすみません汗)。

詳細は手引書に明記されているので注意深く読んでください(さらに書類が必要な方もいらしゃいます)。
そしてついに送られてきました!

これで私も潜水士!

ダイバーだったら理解を深めるのにゲットしてもいいかもしれません。法令や循環器・神経系の知識は普段の生活でも役立ちます。大人になってからの学びは楽しいです!





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