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【ハワイ】オアフ島でハワイアンモンクシール(アザラシ)と出会う方法


「オアフ島のダイビングって、面白いの?」

と、よく聞かれます。

「めちゃ面白いです!」

地球儀を見ればわかりますがハワイ諸島は絶海の孤島
陸上も水中も、他では見られない固有種が多いんです。巨大なカメが折り重なるように寝ていたり、沈船やサメ、トビエイの群れなど個性豊かな見所があり、いつ潜っても新鮮な驚きがあります。

でも・・・私の知人の日本人ダイバー、ハワイに行ったことがない方が多いんです。そこで、オアフで200本以上ダイビングをしてきた私が少しずつハワイの水中の魅力をご紹介していきたいと思います! 

出会えて嬉しいNo1は、なんといってもハワイアンモンクシール! ハワイ固有のアザラシで、絶滅危惧種なんです。 オアフ島ではビーチでも水中でも、至る所で目撃例があります。彼らのキュートすぎる姿はこちら↓

めちゃんこかわいいですよね♪


ハワイアンモンクシール 
水中での初対面はハワイカイ

私が水中でモンクシールに出会ったのは「ハワイカイ」。オアフの高級住宅地として知られていますが、ダイビングスポットとしても有名です。

「ハワイカイ・ショッピングセンター」のマリーナから約10分、目指したのは「スピッティングケーブ」というダイビングポイントです。
水中には大きな穴がいくつも開いていて、その中でハワイアンモンクシールが寝ていることが・・・それを狙って潜ります!

↑壁に大きな穴が開いているの、わかりますか?ここを目指してエントリーします。それにしてもこの深いブルー、吸い込まれそう。美しい!


なんという可愛さ♡
ハワイアンモンクシールにメロメロ


初めて出会った日のことは、今でも鮮明に覚えています。「スピッティングケーブ」の巨大な穴の中で横たわって、寝ていたんです。しかも2匹で。

最初の感想は・・・デカッ!

メキシコ のラパスで出会った無邪気な子アシカを想像していたのですが、
ぜんぜん違う。。。ボスアシカ級の巨大さなんです。

ちょっとコワイかも、と戸惑いつつ、そーっと寝顔をのぞきにいくと・・・我々の気配を感じたのかうす目を開けてこちらをチラリと見たんです。わっ、まずい、気づかれた!と凍りついていると、次の瞬間

目を閉じたんです

え〜! 
これまで数々の海洋哺乳類に出会ってきましたが、普通は「逃げる」「威嚇する」「好奇心で覗きにくる」のいずれかだったので、まさかの「また寝る」という新しいパターンに水中でズッコケてしまいました(笑)

自由すぎる!かわいい〜。でもなんだろ、日曜日のおじさんっぽいんです。
ずん飯尾さんの「現実逃避シリーズ」を思い出しちゃいました(ごろごろ〜ごろごろ〜っていうネタ)笑

ちなみに「モンク」は僧侶、「シール」はアザラシの意味。頭が坊主頭の僧侶に似ていることから名付けられたのだそう。見た目もそうだけど、この落ち着き具合もモンク級です。

と、いろいろと書き連ねましたが、動画を見ていただければその可愛さが一発でわかっていただけると思います↓↓


ハワイアンモンクシールの遭遇率

現在ハワイ諸島に生息するのは1300〜1400頭、前述のとおり絶滅の危機に頻しています。しかもそのほとんどが北西ハワイ諸島にいるため遭遇できたらラッキー、とても希少です。ここでダイビング情報をまとめますと

【オアフ島の水中での遭遇率】
いる時はかなりの確率で見られます。いないときは全く見られません(当たり前ですみません。。。)

【観察例のあるダイビングポイント】
「ハワイカイ」、ワイキキ沖のポイント「キャニオンズ」、アラモアナの「マジックアイランド」「ケワロ湾」、オアフ島西にある「ワイアナエ」など多数。

出会えるかどうかはタイミング次第になってしまいますが、期待を込めて潜る際は絶対に水中ビデオorカメラを持参することをオススメします!!(私、なぜか会うときに限って水中カメラを持参していないんです。涙)



案内してくれるダイビングサービス 

ハワイアンモンクシールに精通しているダイビングサービスはブリーズハワイ」「ミスマリーン。私も昔からお世話になっている老舗店です。
なお、こちらで紹介したモンクシールの写真&動画もブリーズのヒデキさんと、ミスマリーンのキャティさんにお願いしてインスタから引用させていただきました。日本人ガイドなので言葉の心配もなく、オアフ中のポイントに詳しいです!


ビーチでも
ハワイアンモンクシールに会える!?

運が良ければ陸上でもハワイアンモンクシールに出会えます。
ワイキキや、サンディビーチカエナ・ポイント、さらにコロナでクローズしていたハナウマベイにも戻ってきているという情報も!

↑左手前で黒く光っているのが親子

↑赤ちゃんモンクシールが親の体にアゴを乗っけてこちらを見ています。かわいい! でもこれ以上は近づけません。連邦法で50フィート(約15m)離れるよう定められていて、たいてい、保護団体のボランティアスタッフが監視していたり、バリケードで保護されています。

こうやって手厚く保護されているからこそ、野生動物を身近に感じることができるんですね。やっぱりハワイは面白い!


【ミニコラム】アシカとアザラシ、見た目は似てるけど、動きが全然違う

↑こちらはカリフォルニアアシカ。英語で、アシカは「シーライオン」、アザラシは「シール」。見た目は似ているけど、アシカにはアクティブに走り回れる足(ヒレ)と、耳介があるのが大きな違い

ダイバーだったらご存知の方も多いと思いますが、メキシコ ・ラパスやガラパゴスにいるアシカは泳ぎが早く、陸上でもすばしっこく走ります。いっぽう、アザラシはスロー。

この違いは何かというと、足(ヒレ)にあります。
アシカ科には、水中を羽ばたいたり陸上を走り回れる足(ヒレ)があるのに対し、アザラシ科の前足(ヒレ)は小さく、後足も伸びたまま。なので陸上ではゴロゴロ〜っと這って移動するんです。ちなみに本気で泳いだ時の速さは、アシカが時速40km、アザラシが20kmと言われています。

アシカが「犬」と表現されるのに対し、ハワイアンモンクシールは「猫」に近いかも。どちらもメチャかわいいけど、アザラシののんびりさ加減は猫好きのハートを射止めそう😆

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