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【千葉県 館山・伊戸】サメと戯れる!噂のシャークダイビング

千葉県の館山に位置する伊戸は、サメやエイが群れるダイビングスポットとして日本人ダイバーのみならず外国人ダイバーからも大人気です。

ずっと気になっていたけど、訪れたことがなく・・・そんな中、ダイビング仲間であり、TVプロデューサーでもある友人がテレビの素材撮りで伊戸に行くというじゃないですか。

恐れ多くもわたくし、自前の水中ビデオ&カメラを携え、TVの素材撮りのお手伝いを名乗り出ました。

一般的に東京からアクセスするには・・・
>電車だと東京駅から約2時間半
>高速バスも東京駅から出ていて2時間10分
>三浦半島・久里浜からフェリーで渡り、そこから電車か車でアクセス

房総半島の先端近くにあるので、それなりに時間がかかりますが、1つだけ東京からわずか30分でアクセスする方法があります。それは・・・

空路

ぜんぜん一般的ではありませんが、そこはテレビの成せる業、
ぜいたくな空路アクセスに便乗させてもらいました。
これが本当に快適で楽しかったんです!


新木場「東京ヘリポート」を出発

出発するのは、新木場にある東京ヘリポート。このヘリは助手席に1人、後ろに4人、計5名が乗れます。チャーターです。

ワクワクの離陸!建物が林立する東京を出発

ディズニーランドも上空から見られて感動♪

東京湾の上空。遊覧飛行楽しい。「海ほたる」が見えてきました

長く伸びる「東京湾アクアライン」の先に見えるのが房総半島

あっという間に房総半島へ。波待ちするサーファーの姿も

ヘリはダイビングサービス近くの、住宅地の中にある空き地に着陸しました。

事前に予約していたタクシーもすでにスタンバイしていましたが、初めてのパターンらしく上空から現れた我々にドライバーの方はすごく驚いていました。
ですよね、私もびっくりです(笑)。

タクシーでダイビングサービス「ボミー」に到着

東京ヘリポートを出発してから約30分、あっという間でした。
とにかくラクだし、眼下に東京湾も遊覧できてとても楽しいです。
ちなみにフライト料金は5人で片道20万円です。
(会員制で、会員費用はお高めらしいです)

あまり現実的なお値段ではないですが、新たな移動手段として参考まで。なお、帰りは車で東京へ戻りました(ダイビング直後なので高所移動はNGです)。


A・K・K・Dと戯れる!?

伊戸では1日5回、ダイビングボートの出港時間が決められています。
2〜3本潜るのが一般的です。私は2本「沖前根の東ブイ」で潜りました。

ここは「A・K・K・Dと戯れられる!」と“DAI語”のようなキャッチーな紹介がされています。謎のイニシャルは、A(アカエイ)、K(クエ)、K(コブダイ)、D(ドチザメ)の略。どの生き物も1匹でも会えたら十分うれしいのに、まとめて見られるの? 最初は想像もつきませんでしたが・・・。

「沖前根の東ブイ」はボートで1分とのころにあります。

↑水深20mほどの砂地でドチザメがウロウロ

↑海底からそびえる根の上では、エイやサメが乱舞!

↑300匹ほどのサメに囲まれる!多い時で500匹以上も群れることもあるそう

↑たくさんのサメやエイに囲まれたシュールな記念写真も撮れちゃいます

↑大きなクエとエイの奇跡のコラボこここでは当たり前!

↑口髭を蓄えるユニークな魚、ヒゲダイも目の前に

すごいです!!
アカエイがダイバーの頭上を這うように泳いだり、
ドチザメが体当たりしてきたり、
信じられない水中生物と絡みが目白押し!😆
サメは危険なイメージがありますが、ドチザメはこちらから危害を加えない限り襲ってくることはありません。

が、頭を甘噛みされました

最初は驚きますが、痛くないです。なんなら気持ちいい。
聞くところ、「甘噛みされたい」と希望して来るドMなダイバーもいるのだそう。1つ注意点は、エイの尻尾にあるトゲには毒があるので触らないようにしてください!


伊戸にサメが集まる理由

こんなにもたくさんのサメやエイが入り乱れるダイビングポイント、
世界的にも珍しいと思います。
外国人ダイバーもたくさん潜りにきています。

そこには意外な誕生秘話がありました

もともと伊戸にはたくさんのサメがいて、漁師が捨てる雑魚を狙って集まっていたのですが、サメやエイが定置網に入り込んしまう被害もあり困っていたそう。
そこで、定置網から離れたところに雑魚をまくことでサメを寄せて、その被害を少なくしようと、このダイビングポイントが出来たとのこと。
漁師にとってもダイバーにとってもWin Winな結果です。


もう1つのお楽しみ、海鮮ランチ!

大興奮のダイビングを終えたら、ぜひ立ち寄りたいスポットがこちら、
ダイビングサービスの目の前にある「漁港食堂 だいぼ」です!
地元の定置網でとれた新鮮な魚介類を日替わりで提供しています。

刺身やどんぶりの他にも、アワビやサザエなどを網で焼く「浜焼き」や、
あわびステーキなど、目移り必至のメニューが揃っています。

ダイビングをすべて完了しているならば、
ビールで乾杯しながらのランチタイムもおすすめです〜


>>動画もどうぞ♪

伊戸のシーズナリティについてはこちら↓

サメの群れは一年中見れますか?またベストシーズンはいつですか?サメの群れは一年を通して見れますのでご安心ください。
その他のベストシーズンは
・1月~3月は透明度が良くこの時期限定で海鳥のウミウが水面から20mの水底まで潜ってきます。
サメの群れの中に海鳥がいる風景はなかなか他では見れない光景です。
・6月~8月はクエの求愛シーンが見ものです。かなり間近で観察できます。
・8月後半から9月前半は水温が温かくウエットスーツでのダイビングのベストシーズンです。
・秋~ 冬は小魚にヒラマサやワラサなど大物がアタックするシーンが見られ迫力満点です。

http://bommie.jp/